WetSuitu Q&A




Master of pattern maker for wetsuits

Neoprene

ネオプレン

クロロプレンの重合によって得られる合成ゴム。略称CR、商品名ネオプレン®
耐候性、耐熱性、耐油性、耐薬品性は天然ゴムよりすぐれ、加工も容易。Oリング、コンベヤベルト、ロール、ライジング、ウェットスーツ、電線被覆などに使用される。

Q: 現在、日本製ウエットスーツは自他共に認められているとおり世界一のクオリティを誇っていますが、何が、なぜ世界一なのでしょうか?

A: 大きな要因として、まず第一に日本製ネオプレン(ウエットスーツに使われている素材の総称)
の高い品質(豊富な生地の種類・保温性・伸縮性・耐久性)があげられますね、
次に高度な製造技術が、他国の追随をゆるさない所以です。
特にネオプレンについては、一年のほとんどの期間、
ウエットスーツなしではマリンスポーツが出来ない
日本の季候と環境が必然的に品質向上を促しました。
次に製造技術についても、
自動車の製造などに代表されるように、緻密さと正確さを要することにかけては
非常に強い日本人の国民性が多分に影響していると考えられます。
近年、世界のトップアスリート達がこぞって日本製を指名するのもこのためです。

Q: つまり生地であるネオプレンも日本製、外国製が有ると言うことですね?

A:そうです。海外の大規模な工場では、材料作りからウエットスーツの製造まで一環して行なっているところも有ります。
事実、世界中のシエアで見ると、海外製品の方が圧倒的に製造枚数は上になります。
これは、日本の物価、人件費によるところも大きいのですが...日本製が欲しいが、高くて買えないと言う事です。

Q:ウエットスーツってすべて、ネオプレンで出来ているのですか?

A: 基本的にはそうですが、夏物などはツーウエイトリコット(ラッシュガードや水着などに使われている生地)とのコンビネーションで作られたものなども有りますし、
ウインドサーフィンやウエイクボード用のドライスーツにも他の素材と組み合わせた物が有ります。
逆に、私も幾つか手がけた事が有るのですが、ネオプレンを使ったウエットスーツ以外のグッズも沢山あります。

Q:単純にネオプレンといっても いろいろな種類が有るんでしょうね?
  スーツを選ぶときの目安ってありますか?

A: まず、使用する種目や季節によってある程度の絞り込みができると思います。そして、できることなら信頼の出来るプロショップなどで、実際に触ってみる、また素材などの説明を聞くのがいいと思います。
このサイトでも、追々ネオプレンの紹介もしていきたいと考えていますので、参考にしてください。

design&pattern maker

デザイナー&パタンナー

ファッションデザイナーのイメージしたデザイン画を元に服飾・ファッション分野の型紙を引くことを専門とする人を指す。正しくは、パターン・メーカー (pattern maker) と呼ばれる。

Q: ウエットスーツを「作る」ことにおいて一番、重要な要素とはなんですか?

A: スーツの生命線ともいわれる唯一機械に頼れない「ある特殊な技術」
スーツデザインの原型である「型紙(パターン)」を自由に扱える技術のことで
この技術者はパタンナーと呼ばれています。当然ながらパタンナーなくしてはオーダーメイドに対応できない、あるいはデザインの変更ができない、機能性や、新しい技術、新素材を直ぐに取り入れることが出来ないということになります。

Q: パタンナーの居ないウエットスーツメーカー、工場などはあるのでしょうか?
その場合、どのようにスーツを作るのでしょう?

A: パタンナーの居ない工場では、セミオーダーでの対応や、パターンだけを外注しています。
また、昨今はキャドシステムが改良され、ウエットスーツ用にも流用されていますので、一部の大手メーカーには導入されています。

Q:   キャドシステムの導入によってパタンナーが居なくても既製品の型紙は作れると言うことですね。
その場合、人間がパターンを作るより正確なものが出来るのではないでしょうか?また、その違いはなんでしょうか?

A: コンピューターが計算をし、こちらの指示通りに作りますので、精確と言えばそうなるかもしれません。
ウエットスーツ作りに精通した人間が、もっと深く取り組んでゆけば、将来的なには、キャドが主流になっていくかもしれません。
ただ、たとえば音楽の世界でも、コンピューターが導入され久しくありませんが、今、手でギターを弾いたり、ドラムを叩く人は居なくなりましたか?
ハンドメイドパターンのウエットスーツ、ハンドシェイプのサーフボードには、そう言う職人魂が入っていると私は思います。

Q: まだまだ、コンピューターによる型紙は未完成な部分が、多いと言うわけですね!
では やはりコンピューターでは作りきれない部分とはどういう部分でしょう?

A: 数字では解らない部分とでも言うのでしょうか、キャドの場合最初の設定にそって作られて行くで、イレギュラー的な事への対応や、視覚的な要素みたいな事への対応を、その場で判断し臨機応変に...という訳には行かないかな?と思います。
たとえば、同じ胸囲が100cmの方でも、きたえられた筋肉の人も居れば、脂肪によって太ってるだけの人などというように数値だけでは解らない事も有りますし、
見た目で言うと5cmのサイドラインも、痩せている人と太っている人では、
同じデザインのスーツには見えないと思うのです。

Q: 職人魂に懸けて「こだわる!」という部分はありますか?

A: 上記の回答の補足のようになるかもしれませんが、
機能的な事で言えば、どんな体型の人でも同じようなフィット感に仕上げる事であったり、
それこそテニスを長くプレーしていて、右手の方が長いとか、
太いとか、などにも細かく対応していく事や、メーカーさんやショップさんにも色々な好みが有りますので、個々に対応して行く事などでしょうか。
視覚的な事では、どんな体型の人が着ても同じラインの太さに見えるとか、足が長く見えるとか、ウエストが細く見えるとか、やはり身体のラインがはっきり分かるものですから、デザインも重要になってくると思います。
まだまだ、細かい事は、沢山有るのですが、
大きく言えばこの2点は、必要不可欠な要素だと考えています。
その他の「こだわり」に関しましては、またその都度他の項目で随時お話したいと思います。

WETSUITS

ウエットスーツ

ウェットスーツはダイビング、サーフィン、ウィンドサーフィン、ヨット、ジェットスキー、等のウォータースポーツ、あるいは職業的な水中・水上活動において、身体を体温損失や外傷、有害生物等から保護するために用いられる衣服である。ウェットスーツは、スーツ内部に水が浸入するタイプの保護スーツを言い、水が浸入しないものはドライスーツと言う。

Q:ウエットスーツって サーフィン用、ダイビング用、又はウエイクボード、ジェットスキー、それぞれ違うのでしょうか?

A:  これも、一概に言い切れない部分も有るのですが、極端にそれ専用みたいな物で無い限りは、流用も可能だと思います。
やはり、ダイビング用が一番歴史も古いので、初期の頃は他の種目でも使われていました。
国内でも大きな工場では、色々なスーツを作っていますし、小さな所では逆により専門的に特化した物を作っていると思われます。
厳密に言えば、パターンも違いますし素材自体もそれように変えています

Q:初心者がウエットスーツを購入するときの注意点などありますか?
ショップの店員等に、アドバイスしてもらうと言うのが良いのでしょうが、
今はネット通販などの商品もあることですし、
基礎知識として知っていた方が良いことなどあるのでしょうか?

A: 使用目的、使用時期は明確に分かっているという前提(まずこの点は本人しか分かりませんので)で、やはりサイズが重要になります。
きちんと採寸ができて、オーダーメイドで作った場合は、まず問題なく着れるはずですが、
既製品を購入する場合でも、ある程度は自分のサイズを理解しておいた方がいいでしょう。
新コーナーで採寸マニュアルも準備中ですので、
完成後 一度友達同士などで採寸し合って見てください。
ネット通販などのメーカーでは、通常より細かなサイズを作って対応している所もありますので、
完璧とは行かなくても、近いサイズの既製品も見つかるかもしれません。
もし、ちょうど中間ぐらいで悩んだときは、大きい方を勧めます。
2年〜3年と使っていくと、ゴムも硬化して行きますし、収縮で少し小さくなると思っていて下さい。
あと、やはり着るものですから、デザインやカラーなども楽しんでもらいたいと思います。

Q: 初心者が、一番最初に必要になるのはどのタイプのウエットスーツなんでしょうか?
そう一度に何着も買うこともできないでしょうから。
やはり、すべてのシーズンを加味して「フルスーツ」でしょうか?

A: 私が、勧めるとすればシーガルですね!おそらく大抵の人が、春頃から始めると思うので、体感温度は暖かくなって来るのですが、まだ水温の方は冷たいですし、一番長い間使えるはずです。
最近は、スタイル的にロングスプリングの方が需要は多いですが、アンダーアーム(袖だけ)というアイテムも有りますから、フルスーツとしても使えます。
あと、夏は水着とラッシュガードでするとして、真冬はスノーボードと言う人であれば、これで事足りるでしょう。
 ただ、ウエットスーツに携わる人間としましては、冬場こそウエットスーツの機能が一番活かされる季節ですので、是非セミドライは良い物買っていただき、せめて、12月一杯までは、海へ行って欲しいです。


Q:近くにショップが無いので、通販で wetsutisを購入しようと思っているのですが、
サイズの事で悩んでいます。
サイズチャート等で自分のサイズを決めるときの「コツ」とか「重要」なポイントはありますか?

A:まず、身長体重で長さ(丈)関係を絞って下さい。たとえば、身長170cmならMLとか...
その後、少なくともバスト、ウエスト、ヒップはなんとか測っていただきたいです。
メジャーなどが無い時は、紐を巻き付けてサシでその長さを測ると分かります。
その数値を元に、MLの細目〜太目(メーカーによって表示は異なりますが、SML~MLBとか...)
という横幅を当てはめてみてください。
 おそらく、標準的な、M〜Lぐらいの間では3〜6サイズぐらいは有ると思いますので、
結構近い物が見つかるはずです。
 ちょうど中間ぐらいでしたら、別の項目でも言ったように大きめの方を選べばいいと思います。
また、通販でもメール等でのやりとりは可能だと思いますので、分からない事が有れば問い合わせて、充分納得されてから購入する事を、お勧めします。

Q:初心者でよくある質問だと思うのですが 
「タイプ・サイズは決まった!じゃ?生地はどれが良いの?」
だと思うんですが?
 当然、高価なものほど「運動性能」や「保温性性能」が良いと成るのでしょうが、
少しでも安く良いものを!が消費者の気持ちですし、作る側からのコメントはなにかありますか?

A:生地に関しても、単に価格差以外にもそれぞれに特性みたいなものが有って、
高ければ良いというものでも無いのです。
しかも現在は、やはりメーカー間の競争などによって、全体のレベルも上がってますので、
少なくとも材料〜製造まで総て日本製です!というものに関しては、
充分満足していただける物だと思います。
 あと、大抵のメーカーは生地説明がされてますので、よく理解していただき、タイプと同じようにご自身でチョイスしていただければと思います。

SURFING

サーフィン

ウォータースポーツの一つ。波乗りともいう。サーフボードの上に立ち、波が形成する斜面を滑走する。

Q: スーツ作りに携わるよりまず、サーフィンですよね!
 サーフィン歴は? 今も波乗りしてますか?

A: サーフィン歴は、ウエットスーツをやる2〜3年前からですので30年ぐらいです。
若い頃のように、毎日という訳にはいきませんが、行ける限りは行ってます。もちろん季節に関係なく。

Q:もう1/4世紀もサーファーなわけですが 最近のサーファー気質って変わったと思いますか?

A: 基本的には、本気で頑張ってプロを目指してる人、カッコだけの人、趣味の範囲で楽しんでる人、女の子にもてたい人、など今も昔も同じだと思います。
色々な人間がいますので、ひとくくりで今のサーファーはこう、と言い切るのは難しいですね。
しいて一つだけ上げるとしたら、流行言葉のようですが、全体的にあらゆる点でゆるくなったかな?
昔は色々な意味でハングリーでしたね。今は、選択枝、誘惑、等々沢山有りますから、仕方無いかなと。

Q:初心者サーファーにアドバイス等ありますか?

A: サーフィンにも、野球やサッカーのようにちゃんとルールが有りますので、それをきちんと理解して貰いたい事と、
これまた、話すと長くなりますので、詳しい事は省きますが、サーフィン独特のローカルルール(ローカリズム)と言うものが有りますので、
出来る事なら、始めは、スクールに入るとか、ショップ関係の人やサーフィン歴の長い先輩と行かれた方がいいと思います。
あと、サーフィンに限らず、自然を相手にするスポーツは、それを甘く見ない、無理をしない、と言う事は必ず心に刻んでおいて下さい。